純正タイヤの特徴とメリット

ハーレーの純正タイヤはホイールとの境目にあるサイドウォールが硬くなっています。一般的なタイヤはこのサイドウォールが柔らかくなっていて、地面の衝撃を吸収するため乗り心地を改善することができます。

ハーレー純正タイヤは固くなっているので乗り心地という点においてはデメリットになります。それでもあえてサイドウォールを硬くする理由があります。

不意に襲ってくるパンクは、空気が抜けて弾力性を失い走行できなくなりますが、ハーレーの場合はサイドウォールが硬くなっているためパンクをしても移動しやすくなっています。

重量の大きいハーレーは、パンクした時に自力で移動させなければならないため大変ですが、サイドウォールを硬くすることでその負担を少しでも減らそうという工夫が、この硬さなのです。

よくパンクするのは後輪です。前輪で尖ったものを踏みつけ起こしてしまい、後輪に刺さることが多いからです。溝にも注意しておきましょう。溝は雨天のさいに道路上の雨水を廃する役割があり、車検時は溝の深さが0.8mｍ以上ないと受かりません。