インジェクションマシンを選ぶメリット

ハーレーマシンにはキャブレターを装着しているマシンと、インジェクションを装着しているマシンがあります。

これらは、空気とガソリンを混ぜて混合気を作り、それをエンジンに送り込むという役目を担いますが、前者は機械的に行い、後者は電子制御にて行います。

キャブレターでは気温や気圧の変化によって、エンジンのかかりが悪かったり、調子が悪くなったりしますので、季節によってセッティングし直す必要があります。

インジェクションでは、コンピューターでアクセル開閉度・エンジン回転数・気温・気圧・エンジン温度などを各種センサーで感知して、その状況に応じた最適なガソリン量を噴霧することが可能ですので、季節に関係なくエンジンの始動性が良く、高地等を走る際にもコンピューターで補正してくれるのでいつでも安定した走りが約束されることが最大のメリットとなります。

これらのメリットにより、ハーレーに限らず、どのメーカーのマシンも近年はインジェクション化されていますが、吸排気系のカスタマイズを行った際等、純正状態から再セッティングを行う必要がある場合には、自分では容易に行えないので注意が必要となります。